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4年目の十三夜

岩手県二戸市の荒れた古民家に4年間通いながら片づけをしました。その後に移住して2年目の夏、戸(へ)の月の会を結成し、毎年、十三夜を地元の人たちと楽しんでいます。今年で4回目の十三夜の催しです。

古民家で月夜を迎えると、そこに異界が立ち現れます。集まったみなさんと一緒に、古民家の船に乗り、月の世界を旅している気分に浸れます。一役買ってくれるのが芸能の催しです。ピアノ、琴、ギター、オカリナの演奏や唄や落語を通して、月のエネルギーが体を通過します。里山で日常と異なる月夜の世界に浸る時間は楽しい。その非日常の世界はまた、日常の世界を輝かせてくれます。

満月もいいですが、十三夜がいい。高みに向けて日々精進する伎芸者の姿勢と、満月の完成へ近づこうとしている十三夜の月とは通底するものがあり、それが日本人の感性に響くのでしょうか。

会が始まったころ山の端から上ってきたお月さんは、終わるころには庭の正面高くに輝いています。中天に差しかかる十三のお月さんに見守られながら、みなさん帰宅の途に就きます。

今年は晴天に恵まれた十三夜でした。なかなか松山の端から顔を出さなかったお月さんでしたが、落語とアイヌの唄が終わるころには、さやかな光のお月さんが、私の姿を見て見て、と言わんばかりに静謐な美しさをたたえもって東の空に輝いていました。息をのむ美しさとはこのことを言うのでしょう。総勢26人で見る月見、晴れてよかった。少しばかり興奮した気持ちをお月様の青い光が醒ましてくれた夜でした。

素晴らしい十三夜を演出してくださった落語のてくてく亭あゆむさん、アイヌの唄のまったり~ず ルーアプカシ UPOPOのみなさん、参集してくださったみなさん、そしてお月様。お蔭様でいい十三夜のひと夜を過ごすことができました。ありがとうございます。

11月3日(木)はアシリ・レラさんのカムイユーカラの催しがあります。

2016年度産の無農薬天日干しのお米・高キビ、固定種の野菜をお分けします。いずれも、お問い合わせください。

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稲刈り

稲刈りは、台風のごとく一気にやってきて一気に去っていきます。田土がある程度乾き、晴れていて、稲の3分の2ほどが黄色く熟した頃合いを見計らって、どこもかしこも稲刈りになります。

コンバイン、バインダーの出番です。はせがけをする場合は、バインダーで刈ります。はせがけは、小さい田んぼだからできるのであって、何反歩、何町歩も田を持っている生業農家は、コンバインがないとやり切れません。コンバインは1年1回の晴れ舞台であり、稼働音高らかに大活躍します。見ている間に稲が刈り取られ、快走作業という感じで気持ちがいいです。刈り取ったお米はすぐに籾摺り機械乾燥し、袋づめにして出荷されます。検査を終えるとすぐに、みなさんの新米御飯となって食卓に上ります。

私は、今年もはせがけをするので、バインダーで刈ってもらいました。水はけの悪いところは、バインダーで刈れないので、手で刈ります。長靴がすっぽりはまってしまうくらいの泥田のところで、時間がかかります。早乙女たちの応援を得ながらも都合3日間、朝から夕方暗くなるまで働いて、1反強の田んぼの稲刈りが終わりました。

干し棒に干されている稲束の連なり、これが日本の秋なのだ、と心底実感する風景です。潮のようにひたひたと心が満ちてきます。泥だらけでへとへとになったからこそ味わえる情感だとおもいます。体を使って目いっぱい働くというのは、大層疲れるけれど、その分喜びも大きいのです。田んぼは修行の場、体や心が、たまには全力稼働してほしい、と本能的に欲している気がします。

稲刈りが終わり、恵みを与えてくれた天地の神々に感謝を申し上げ、まずはひと安心です。これから20日ほど天日に干してから脱穀します。その時また力仕事が待っています。畑のソバや高キビの実も色づき、収穫を迎えます。取り入れの秋、修業の日々は、ここしばらく続くことになります。


11月3日(木)はアシリ・レラさんのカムイユーカラの催しがあります。
2016年度産の無農薬、無肥料のお米・高キビと固定種の野菜をお分けします。いずれも、お問い合わせください。
   メール jomon.uzumakisha@gmail.com  

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祝福・谷地鬼剣舞

前日の夕方と当日の朝に虹が懸かりました。天からの祝福の啓示を得て、谷地鬼剣舞の舞いが9月10日(陰暦八月十日)に縄文のうずまき社の庭で披露されました。

勇壮です。ふつふつと湧き起こる大地からの霊を受け、激しく走り、飛び、転がり、くねり、体を揺らし舞う。人が踊っているのではありません。仏の化身の鬼が踊っているのです。仏の化身だから、鬼に角はありません。

普段は闇に姿を隠していますが、ここぞという時にこの世に鬼は現れます。今、その鬼が立ち現れ、庭で全身全霊、剣舞を舞っています。その、気迫、勢い、熾烈さは鬼そのものです。だが、勢い余ればよろしくありません。それで仏の加護が必要になります。

鬼の持つ壮大なエネルギーの発露とその制御が、鬼剣舞の舞をどこまでもどこまでも高みへと近づけていきます。でも、決して高みに到達することはありません。高みに限りはないからです。それが芸能というものです。踊りを見ている方も一緒に、魂が激しく走り、飛び、転がり、くねり、揺さぶられ、気持ちよく鬼となることができるのです。

暗闇に潜むいのち、ほとばしりでるいのち、赤い血の通った温かいのち。いのちの諸相が絡み合い、激しく揺れ動くさまを見ていると、次第に邪気が一つ一つ払われていくのがわかります。演舞が終わりに近づくころには、澄み渡る秋空の心もちになります。その空を飛び交う赤トンボのいのちが愛おしくもなります。

圧巻のうちに小1時間の鬼剣舞絵巻は閉じられたのです。始原が大宝年間とも大同年間とも言われ、ある意味、飛鳥や平安から延々と時代をかいくぐり生き延びてきた踊り絵巻を見たことになる、平安や江戸の人々が、演じ見てきたものと同じものを、今ここで演じ見ている、これはほんとうに素晴らしいことだと思います。

谷地鬼剣舞の踊り手の皆様、お囃子の皆様、お疲れ様でした。良きものを見せていただき、ありがとうございます。地元の人たちも大いに喜んでいました。思い出の一日となることができました。これからもずっと、鬼剣舞の歴史が途絶えることなく、みなさんにご披露されることを望んでいます。

10月13日(木)は十三夜の催し、11月3日(木)はアシリ・レラさんのカムイユーカラの催しがあります。いずれも、お問い合わせください。

2016年度産の無農薬、無肥料のお米・高キビと固定種の野菜をお分けします。お問い合わせください。
   メール jomon.uzumakisha@gmail.com

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