So-net無料ブログ作成
検索選択

野際畑

源氏ホタルが飛びはじめました。周りの山々は緑から青へ色をなし、青垣山の精霊たちが蠢く。季節は夏です。

草の生命力はいよよ旺盛となり、草との勝負の日々が続いています。田も畑も程よく手入れをしたいが、この時期はやることが満載であり、手入れに配分する時間の多寡によって、田畑は全く違う顔を見せます。その顔を見てこちらが青くなったり、安堵したり、急いたり、ゆったりくつろいだりもします。雨後、勢いよく草が伸びるからといっても、草は敵ではありません。草と上手につきあっていく、それが百姓の力量なのだ、と思うのです。

許す限り毎日田畑に通い、手入れをしたいところです。田畑はその人の作品なのだから、ないがしろにしたくはない。力を尽くし、自分なりに納得のいく作品を作りたいが、果たしてどうなることでしょう。思うことと実際は違うし、思うように努力してうまくいく時もあるし、うまくいかない時もあります。努力や精進は大切だが、それだけで事足りるというわけでもありません。天を味方にし、運を呼び寄せることができるか、も大きい。そのためにも、風通しのよい生命力の通う田畑になるよう、日々努力し精進していきたい、と思っています。

今年は7畝ほど山の畑を借りました。里と山の境目の野際にある畑で、傍らに栗の高木が2本立っています。近くには山の神の石が置いてあり、農仕舞いの時に、しとぎ、を供して恵みに感謝して祈ったところだといいます。山の神が春に山から下りてきて、仕事をして田畑に恵みをもたらし、秋には再び山に帰っていく。神々の立ち寄る聖なる地の畑で、これから夏野菜、高キビ、ソバなどをじっくり育てていきます。

   歌   ♪ 新しき物語1番2番 ♪

1、大地に  腰を   下ろし君と  語れば   楽し
時の   めぐりに  二人は  出会い
夢は  泉となり  こぼれ落ちて   流れる
それを 掬いとりて   物語を  語ろう
ここでぼくたちの物語を語ろう

2、土を  耕し  いのちの種を  下ろせば  楽し
みどり  なすもの  たちと 出会い
風は  幸せの    意味をそっと ささやく
それを 拾い集め   物語を   作ろう
ここで新しき物語を作ろう

連絡です

7月25日(月) 在来種、岩手中生のソバ種まき
8月9日(火)七夕 紫波町の里人の家で「ともくら」のみなさんと一緒に七夕をします。
        5時短冊に願い事を書いて、7時食事をしながら交流です。
9月9日(金) アイヌ刺繍
 橋本政彦(トプまーぼー)さん、橋本夫侍子(エサシふっちゃん)さんを講師に迎えて、午後1時30分~4:00 アイヌ刺繍教室を行います。布や針は用意します。2500円
9月10日(土)北上市、谷地鬼剣舞の公演が3:00からあります。

 いずれもお問い合わせください。縄文のうずまき社  電話 080-2042ー3436
 
            IMG_1593.JPG
            IMG_1601.JPG


nice!(0)  コメント(0) 

修業

朝早くには田んぼに行き、田の草取りや畔の草刈りをして、午後は庭の手入れ、それから山の畑へ行って農作業をします。しばらくすると、夕方6時の放送が入ります。仕事を仕舞い、田んぼの水を見て帰る、そんな生活です。もういっぱしの百姓なのです。

毎日毎日田畑に立つ。これは修行だと思っています。苦行ではなく、楽しい修行です。私は武術や能、歌舞伎を習ったことはありませんが、毎日田畑に通い、水や土に親しんでいると、これは武道芸能の修業と同じだ、という気がしてきます。

修業だから、そこに気づきがあります。例えば、子どもの頃に見た鉄人28号や怪獣ゴジラの歩き方は、田んぼの中での足の運びそっくりです。あのマンガや映画は、田の文化から生まれたもので、西欧の中からは決して生まれない、日本の湿潤モンスーン気候の産物だとわかります。

太陽が照りその熱で水は温んでも、田水に長い時間浸かっていると、体は冷えることが分かりました。泥に手を突っ込むと、粘土層の下方は冷え冷えとしています。そう、表と中は違う、のです。世の中の人もものどもまた、しかりなのではないでしょうか。

ある時は、遠い過去の出来事の謎がふっと解けることがあります。ああ、あの時はこういうことだったんだと。もやもやの糸が、見事なくらいきれいにほどけるのです。

田畑に立つことは道場に立つことであり、侮れません。田畑恐るべし、です。

先日、縄文のうずまき社の「早乙女たち」が田んぼを手伝ってくれました。今年は田の草取りです。水ぬるむ田に入って、水に手を入れ草を取りかき混ぜて、前に進んでまた、手を入れ草を取りかき混ぜます。それを何十回何百回と繰り返します。単調な動作を繰り返しながら、修業の一日体験をしてもらいました。修業は人が増えれば一層、楽しくなるのです。

♪新しき物語3番♪
 水はぬるむ青田の中に浸れば楽し 今を生きるものと出会い 生きて在ることの喜びを祝う それを言葉にして物語を語ろう ここで新しき物語を作ろう

            IMG_1613.JPG

nice!(0)  コメント(0)