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さ緑

巨木の桂の幹から、太いのやら細いのやらいくつもの枝が空に手を伸ばし、湧き出るような緑をこぼれ落としています。春はまだ名のみの冷たい風に、開いたばかりの小さな葉は、さわさわさわさわささやきながら、緑のまばゆいひかりを揺らしています。

緑、緑、春に生まれたての桂の木のさ緑。無垢で柔らかく、かげりのない緑。緑はいいなあ、何もなかった枝に、今はハート形の緑葉がついています。うれしくて、生まれ出てきたみどりごに祝福を送ります。

初めは紅(くれない)、やがて黄そして黄緑へと、まるで決まりごとのように毎年この時期は色を変えてゆく桂。宇宙の神様の出発進行の合図で、桂の木もあわただしく季節の軌道を動き出しました。もうだれもそれを止めることはできません。

桂の一年に緩急があるとするなら、桂にとってこの時期の変化は、緩を許さない速さのうちにあります。芽吹きは赤かったのに、黄色がかってきたと思っていたら、このごろは輝きの黄緑に変わってきました。ハート形の葉が黄緑色に落ち着くと、今度は丸い形の二次葉をつけ始めます。まことに、忙しく変わり身の早い、この時節の桂です。

さて、今年も田んぼと畑を借りることにあいなりました。桂と同じように、私の農事も出発進行、緩急よろしきを得て、田んぼと畑に通っていきたいと思います。

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4年目開社オープン

熊本地震で大変なことになっています。余震が異様に多いのが気にかかります。できるならば、熊本から離れた遠い場所に避難してもらいたいところです。亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

それにしても、この期(ご)に及んで川内原発を止めようとしないとは、どんな心身の持ち主なのでしょう。中央構造線は九州で南と北の二股に分かれています。今回地震が起きたのは北側の西端です。川内原発は南側の西端の、ほぼ真上と言ってもいい位置にあり、今なお西端付近の岩盤が破壊され続けているというのに。

身体性を失くした脳は暴走をします。生死を分かち、国の行方を左右する時、身体性を持ちえないものが下した判断は、信じることができないばかりか、空恐ろしいものです。どうかこれ以上大ごとにならないよう、手立てを講じてほしい。

4月17日、八戸、盛岡、一戸、二戸、遠く仙台、横手などから来社してくれた、まことに大勢の人たちと4周年目を迎えることができました。

津軽三味線、日本舞踊、アイヌの唄、大正琴という4つの異種の芸能を堪能する贅沢に恵まれました。お母さんたちの手作りのおいしい料理にも恵まれました。新しい出会いにも恵まれました。

みなさんとともに時間を過ごすことで、温かく大きなエネルギーの渦が体を通過していきました。そのあと、少し新しい自分になった気がします。

ここには空があり、土があります。土を耕し、自然に親しみ、人間の体を規矩(きく)として思考し、身の丈にあった暮らしを指向していこうと思います。

今年も身体性を育て持つ仲間たちと一緒に、自然のエネルギーの良き通り道となるべく、体を使って動き、働き、考えていきたい。この地で過去にも未来にもつながる新しい物語を一緒に作っていけたらいい、そう思います。

雨もよいの中、来社して下さったみなさま、ありがとうございました。

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