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直耕

曇りのち雨、俄かに晴れたと思ったら、また曇って雨が降り、そののち晴れ間の広がるうずまき天気の日、縄文のうずまき社の5年目のオープンとなりました。

海上川は楽しそうに歌い、庭の桂はぷちぷちの臙脂の芽を吹き、紫木蓮やさくらんぼの赤白大小の木の花がまずは咲き始め、ラッパ水仙が黄色の光線を明るく放ち、オオイヌフグリの青くやわらかな絨毯が広がり、西洋タンポポが控え目にぽつぽつ目を開け、イヌナズナやタネツケバナがいつのまにかひっそりと咲いています、そんな春の日、みなさんが集まってくれました。

役割を決めずとも、それぞれ自分のできることを見つけ、洗う切る握るよそう運ぶなどして、お昼の用意を整えました。

おにぎりとひっつみ、それにこれも手づくりのスコーンをいただき、楽しく賑やかなお昼時とあいなりました。子どもが8人、にぎやかでした。市と言っても人口は現在2万7千人、去年は2万8千人台だったのに過疎が進む町にあって、子どもの笑顔泣き顔を見るだけで幸せな気分に浸れます。

午後はゆっくり百人一首や坊主めくりを楽しみました。初めての人が多かったけれど、子どもも大人もそれなりに楽しめるところがカルタ遊びのいいところです。

今年は何をしましょう。映画館はなく大きな本屋も寄席も美術館もありません。でも、田舎には大地があります。種を蒔けば芽が出る、肥沃な大地があります。それを生かさない手はありません。江戸時代中期の思想家の安藤昌益が説いた「直耕」。男は穀物を作るために土を耕し、女は服を作るために機を織る、このような労働が人の本来の生き方だ、と言ってます。私は、今年も土を耕し食べ物を作ることにしましょう。食でつながっていけたらいい。

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