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白い世界

雪の世界がやって来ました。春が来るまで、ここしばらくは白い世界になります。白は白装束など死の世界の色ですが、それは同時に再生の色でもあります。死はそれで完結しているのではなく、再生と一対をなすものです。死と再生、それは同意反復語です。

雪が降るということは、自然宇宙が、やがて来る再生の季節、春の舞台準備に取りかかったということです。だから、雪が降れば降るほど、再生の層の厚みが増し、雪が積もれば積もるほど、再生の井戸は深くなります。

雪の結晶は六角形で、この形は空気を含み音を吸収しやすくします。雪は、風景を包み音を包みこむ、白い魔法のマントです。不思議にも、雪解け水も六角の組成を持ちます。H2Oの分子が六つ、仲良く手をつないでいるのです。この六角水は、エネルギーに充ちた水で、植物の発芽を促し、鶏の産卵率を高めることがわかっています。雪解け水は、いのちの再生の水といえます。ところが惜しいかな、六角水の形は、そう長くは続きません。数日でつながれている手をほどき、エネルギーを外に放ってしまいます。まるで恥ずかしがり屋の子どもように。

雪解け水が潤沢に流れる春。再生の舞台の幕が開かれるまで、無音の世界が広がる雪野原を前にして、この世の人の在りようを考え、静かに安けく春を迎え待つことにしましょう。今は遠く離れた、恋人との再会を待つように。

昨日は陰暦十二月の満月でした。き-んと張りつめた夜気に、体を震わせ空を見れば、高みに上る冴え冴えとした月影。大寒のころに似つかわしい夜空です。師走も後半になり、陰暦の年の暮、大晦日が近づいています。 


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