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ほがほが

米ぬかほがほが、豆ぬかもほがほが、長者様のかぐじから銭と金と飛んで来い、飛んで来い。

と言いつつ、小雪の舞う中、子ども達と縄文のうずまき社の家の周りを歩きながら銭まきをしました。豆まきはやったことがあっても、銭まきは子ども達も家主もはじめて、ほがほが、の声が雪の空に新鮮に響きます。

庇が大きく広がっているので歩くところに雪はなく、また降る雪も気にせず平気に歩けます。さすが古民家の大屋根です。雪が降っていても家の周りを歩ける、こんな空間は古民家しか作り出すことができません。

もともとは大だんな様のする行事だったとのこと。米ぬかや豆ぬかは鳥たちや小動物にも分け与えたのでしょうか。銭は子ども達のお小遣いになったことでしょう。


さてさて、なぜ銭まきをしたかというと、一昨日は旧暦の小正月、一月十五日でした。地域のみなさんと一緒に小正月行事を旧暦で楽しみたかったのです。

小正月行事をやりたいなあ、それも旧暦で、と提案すると、自治会長さんをはじめ地域の人たちが応えてくれました。お母さんたちはお茶会をしながら話し合い、準備の分担や当日の段取りを決めてくれました。

女性のパワーはすごいものです。参加者50人分のお餅やおにぎりやお雑煮、おしんこにリンゴに煮豆などの用意をしてくれました。さぞかし大変だったと思います。

お父さん達も繭玉飾りの小判や宝船などの買い出し、臼と杵の用意、ミズキ採りと飾り付け、人形を借りる算段など働いてくれました。

すばらしいですね、よそ者の家主が提案することに真摯に応えて、協力してくれる地域の人たちに感謝です。


当日は縄文のうずまき社に11時に集合して、まずは餅つきをしました。子ども達が順番につきます。力はなくとも、動きはおぼつかなくとも、子どもたちがいる、餅つきんのお正月風景は絵になります。

そのあとは繭玉つくり、初めての子どもが多かったのですが、色とりどりのたくさんのおもちを、一つ一つ丁寧に赤いミズキの枝にさしていきます。子ども達の真剣さが今年も、豊年を連れてきてくれるでしょう。ミズキの枝は手を広げたように横に広がっているので、お餅が重ならずに華やかに飾ることができました。

そのあとにやったのがほがほが銭まきです。ほがほが、いい言葉ですね。はひふへほ、は消えつつある日本語、消えゆくものに愛着を感じる家主ですから、この言葉に惹かれるものがありました。ほがほがは何か呪文のようなものでしょう。呪文のような言葉が銭まきという行為と一緒に残っている、大事にしたいですね。

お昼の後は、お手玉遊び、それにカルタ取り。いろはカルタに南部弁カルタの札を子ども達が取り合いました。南部弁は地方ごとに違うので、読み手の大人にも難しいのですが、読むとすぐに子どもの手が延びていました。

最後には古民家の北側の奥の部屋から、座敷わらしの亀麿(かめまろ)くんの登場です。座敷わらしに会えるといいことがある、出世するといわれています。子ども達も大喜び、同じくらい大人も大喜びで、記念撮影をして笑いの中で小正月行事を終えることができました。

ほんになっし、よがったなす。

3歳から70代まで老いも若きも50人近くが同じ場所で小正月をお祝いし、楽しみ、同じものをおいしく食べ、同じ時間を過ごす、素晴らしいですね。地域で生活している実感のようなものが家主には感じられました。

小正月はもともとの日本人のお正月、春が来るお祝いです。まだまだ寒いですが、地域の人たちの熱気と笑顔が春を呼び寄せてくれることでしょう。

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ゆうゆう

こんばんは!
初めて訪問させて頂きます。

実は、私の父からこのブログを聞いて訪問させて頂きました。
実家は、川と田んぼを挟んだ対面の家(笑)
色々とお世話になっているかと思います。

久しぶりに懐かしい風景を見れて嬉しいです。
帰省した際には、ご挨拶に伺いますね~

懐かしい風景、これからも楽しみにしております!
by ゆうゆう (2013-03-13 20:46) 

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